adidasの王道、スタンスミスの甦り方 〜専門性が問われる接着のしごと

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 @接着のしごと (場所:  ミスターエマ

 お客さまが持ってきて下さったこのスタンスミス、随分履いているそうです。

 長年履いていると”履かない時期”もあったりするもの。久々に靴箱から出して履いてみると、靴底が剥がれてしまった!というケースが多いのです。剥がれの原因は、素材や接着剤の劣化。


以前は「単一素材もの」「ラバーもの」が大半でゴム糊さえあれば例外なくどんなモノでもつきました。

しかしながら最近は、特に技術発展による素材の多様化が顕著で、安易に修理用の糊で接着出来ないケースが大半を占めるようになってきています。ウレタン、スポンジ、EVA、塩ビ、合成素材、樹脂、TR・・・ やっかいなのは、これらの素材を2種類以上組み合わせたハイブリッドソールもあります。 プロの我々でも、接着問題は大きな課題なのです。

  

ではどう対処していくのか。

 少し専門的な話ですが、素材に合わせ複数の下地剤(プライマー)を使います。素材にあわせて、また下地剤にあわせてプライマーを使い分けなければなりません。場合によっては接着剤も使い分けます。

難しいのが、見ただけで素材の種類が断定できないケースです。もうこれは”経験”と”知識”から成る技術といって過言でありません。どれだけ数をこなして、どれだけ失敗しているかがその店、職人の糧となり、経験の裏付けとなります。


そして、下地剤を塗り込むまでの準備や手間。駅周辺の修理屋さんでは、この手の仕事はまず以て断られます😢
        

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今回のスタンスミスは、アッパーがしっかりとした作りなので接着だけでは心もたなく、アッパーと底をオパンケ製法のように縫いました。  


お客さまからは「底つけるだけでいいからちょちょいとやっといて!」と言われることが殆どですが、実は知識と経験、そして作業面では地道で根気のいる仕事なのです。昔のように数百円ではデキナイ・・・

  

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もう1つ、これは読んだ皆さん誰もがすぐに試せるテクニックを紹介します。

 スタンスミスは、白を基調色としている分汚れやすい傾向があります。かんたんなクリーニングは一般の方でもやりやすいのでオススメです。


 <用意するもの> 消しゴム (場合によってクリーナー


消しゴムだけでどれだけキレイになるか、試してみた実験が下の写真。


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 右足が、消しゴムクリーニング後です。主に、底を消しゴムでキレイにすると新品感半端なくなります! アッパーは、汚れが酷い箇所で試験的に試してみて下さい。ただし無理強いは禁物。

   

次の写真は、汚れが酷いアッパーにはクリーナーを使いました。


 R0022755a.jpg <クリーニング前>

 14195469_1194206493980091_6176580995655650747_o.jpg クリーニング後 

 クリーナーをかけてやれば、新品のような質感に。

 ぜひこの機会に消しゴム、クリーナーを片手にお試しください!


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<今回使った推奨クリーナー:SAPHIR Reno'Mat クリーナー
  

   
  
adidas (stansmith) のスニーカーの修理
 接着(※オパンケ縫い込み)・・・3,500円〜+税 
 
     
<お問い合わせ>

ミスターエマ 03(3385)7284 

 
    
 

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