Clarksの底割れの憂鬱~その2

 ある日、クラークスをリーガル直営店
 で購入し、購入店でオールソールして
 もらったというお客さんがいらっしゃ
 いました。聞けば「直したまではいい
 のだけれど、いかんせん履き難い」と。
 早速その靴を見せてもらいました。
 
 クラークスのオールソールが出来るか
 否か、お店的な判断としては、底とア
 ッパーをどうジョイントさせられるか
 に尽きます。
 ですが、これは靴の形にする方法なだ
 けであって、オールソールをしたら
 履き心地も元に戻る訳ではありません。

 逆に言うと、クラークスの履き心地の
 心臓部は、オリジナル底にありと断言
 しても過言ではありません。

 多くの修理屋さんは、

 底が劣化して、ただの布(革)キレに
 なってしまったアッパーが、再び靴の
 形に直ることにお客さんが満足する


 と思い過ぎてしまって、
 肝心の履き心地が置き去りにされてし
 まっている現状を、打開しようとまで
 はしません。

 もっとも、オールソールができるお店
 が少ないことも、追求の妨げになって
 いると思いますが。
 

        ◇

 
 長くなってしまいましたが、まずは
 その例を紹介します。

 
 DSC04427.jpg
 
 一見、見栄えが良いです。
 ただ、とにかく履きづらい、と。

 中敷きを触ると中底が異様に硬く、
 中敷きの革を剥ぐこと30分(接着が
 異常にしっかりしていて、尋常じゃあ
 りませんでした)、見えた中底は・・・・
 

 DSC04424.jpg
 
 な・なんと・・・

 
 DSC04419.jpg
 
 ベニア?!でした。。。

 
 DSC04423.jpg DSC04422.jpg
 

 驚きました。
 天下のリーガルが、こんな修理をして
 いるなんて。

 ただ、こんなベニアを使うしか修理方
 法がなかったとして、せめてベニアの
 上に直接中敷きの革を張るのではなく、
 足当りを良くするスポンジを敷けなか
 ったのか、また、せめてもの靴底で工
 夫してあげるとかも出来ただろうに、
 例えば、足運びを良くするロッカーソ
 ールのような加工をしてあげればまだ
 マシなのですが、とにかく見かけ的に
 キレイに仕上がっているだけで、履き
 心地はまったくイメージされていませ
 ん。
 靴が曲がらないし、底もかなり硬いゴ
 ムとスポンジの混合材料で仕上がって
 います。

 これで16,800円だったそうです。


 これなら、やらないほうがマシです。
 

        <その3につづく>



 <emma>




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   ミスターエマ 中野本店 担当/江間(えま)

   03-3385-7284
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